20200804 熊井泰明・大砂雅子

 

「おっさんだらけ!」の怪-日本企業が復活するもっとも簡単な方法-

 

 

 

 日本の飲料メーカーの稼ぎ頭はお茶系の飲料です。あるトップ飲料メーカーが新製品の開発に挑んだときの有名な話です。役員会議で提案されたお茶のボトルに対してある役員が「そんなものに金を払う奴がいるか」と言い放ちました。役員の流れがそちらに傾きかけたとき、提案した女性が一言、「別におじさんに飲んで欲しいとは思っていません」と応じたのです。そのやり取りを聴いていた社長が一言、「やってみましょう」、ということで飲料メーカーは巨大な市場を開拓しました。

 

 こちらもある社長がテレビ番組で口にした言葉。リモート会議が広がっていますが、質問や提案を上げてくるのは若手ばかり、中間管理職は場の「空気」をよむだけ。この事態をみて「管理職は不要かも」とつぶやいてしまったそうです。

 

 どう考えても、この環境下で今までのやり方を踏襲していたら自滅です。では、どうすれば良いか。最も簡単で効果的な方法は異質なアイデアの導入、特に女性の抜擢だと思います。出来ない理由を探すのではなく、日本企業お得意の課題改善に取り組めば良いだけの話だと思います。やらせれば出来ます。オジサンたちに出来るのですから。内閣にしても半分が女性だったらこんなバカげたことばかり続かないでしょう。

 

 これまでの成功体験に基づいた人間は不要です。そろそろ頭を切り替えませんか。(熊井)

 

 

 

 先週の北陸中日新聞のコラムに、斎藤美奈子さんの「おっさんだらけ」というのがありました。最近のドラマでは、「ハケンの品格」「半沢直樹」でも社長も部長も課長もおっさん。女性の登場は、アイドル的な若手社員と、内助の功を発揮する妻、小料理屋の女将のみ。理由は、テレビ局の上部もおっさんだらけだから。おっさんだらけの景色を変だと感じるセンスが育たない限り、現状は変わらない。と結んでいます。

 

 そういえば、金沢の財界の集まりに時々参加しますが、おっさんだらけ。中央の某大手新聞社の北陸支局が毎年開催する講演会・懇親会に参加しますが、会場はおっさんだらけ。支局長に「女性の参加者いないの?」と聞いたら、「いますよ。コンパニオンが」と平然としていました。中央紙でもこのありさまです。特に北陸は、男だけで成り立っている世界らしいです。男だけで子供産んで、男だけで教育して、男だけで会社経営も政治もしているようです。(大砂)