20210310 大砂雅子

お笑い石川県議会-「森元会長を擁護しないなんて、世も末だ」-

 

今日の北國新聞を見て、唖然としてしまいました。地元出身の森喜朗元首相の辞任問題に触れ、「政府やスポーツ界から擁護の声が聞こえないのは、不思議だ。・・・・世も末だ」との記事です。そして議場からは、「そうだ」「そうだ」と同調する声が次々と。これに対して「もの言えば唇寒しの世情を強く感じ取ったよう。」と新聞社。

 地元に対する森喜朗氏の貢献は多大なものがあったのは事実でしょうが、その前に議員としてすべきことがあるはずです。私の見る限り、議会では、今回の最大のポイントである「女性蔑視について議論」をすべきでしょうし。さらに議会でおっさんたちの同質性から議論にもならず、「多様な意見を取り入れる必要性」の議論もない。

 石川県議会の構成をみますと、定員43名に女性が3名。女性を含む大半が自由民主党。この発言をした中村勲県議は、6期目の78歳のおじいさん。森さんと同じ世代です。そして同調した面々もおじいさんとオジサンたちでしょう。女性もこの男性社会に同調して選抜された方々なので、女性の風体のオジサン議員かもしれません。

さすがの菅総理も昨日、「男女共同参画会議」に参加し、性差に関する偏見、固定観念の改善を支持し、公的機関での女性登用を支持しました。この情報は、日経新聞、中日新聞、テレビでは報道されていましたが、この北國新聞には、まったく掲載されていません。

 8日は国際女性デーで、各紙、日本の女性問題について大きく取り上げてしましたが、この北國新聞には全く記載すらありませんでした。この新聞が石川県でシェア一位。しかも市場占有率が9割近く。このような新聞が地方の世論を形成していくのには、不安が残ります。ただし、もう60歳以下の方々で、新聞を読まない層がほとんどとなってきているのは、一種の救いかもしれません。そうなると、もう意識を変えられない高齢者層に受ける紙面づくりをしていると、好意的に見てあげることもできます。

 でも森さんもそうですが、このような高齢者が指導権を握って、居座っていることの方が問題だと思うのは、私だけではないと思います。