20200423 大砂雅子

 

コロナ混乱:男にゲタを履かせた挙句に

 

 

 

新型コロナのために、大変な事態が進行中です。国民の安全を確保してからの経済立て直しはわかっていますが、安全も怪しく、生活する余力のない国民が急増しています。ここにきて、現実を見極めて、先回りして対処できるリーダー像が、クローズアップされています。小池百合子・東京都知事、蔡英文・台湾総統、メルケル・ドイツ首相、アーダーン・ニュージーランド首相、サンナ・マリン・フィンランド首相、コロナで陣頭指揮に立っている女性リーダーです。若手男性では、北海道知事、大阪府知事でしょうか?

 

女性リーダーといえば、フォン・デア・ライエン欧州委員長、クリスティーヌ・ラガルドECB総裁。そして、これから世界が「グレタ現象」に突入するという、グレタ・トゥーンベリさん。

 

コロナ後の世界を待ち受けるのは、間違いなく「パラダイムシフト」でしょう。日本の今のリーダーたちにそれに対応する能力があるでしょうか?個々人でも生き残れるのは、男女の別なく、社会を見つめ、上司の言うことに疑問をもち、自分の人生をしっかり設計してきた人ではないでしょうか?

 

ある会議で、「ガラスの天井」の議論をしました。女性活躍の名の下に、女性中間管理職ばかり増やして、更なる昇進をさせなくなった結果、女性から見たら、家事・育児・介護まで押し付けられた挙句、中間管理職を20年も続ける「ガラスの天井」にはまってしまい、男性から見たら、女性にゲタを履かせたが結局ダメだった。とのこと。

 

しかし、男性型の均一化された日本の雇用慣行のまま、転勤と忖度が基本の働き方になじむ女性だけが昇進できるのでしょうか?ダメな男性にもゲタを履かせ、何度も失敗を重ね、育ててきたのではないでしょうか?遺伝子的には男女ともに半分はたぶんいわゆるダメに分類されるはず。ダメでも取柄はありますから、生きていく方法はたくさんあります。私もダメと言われながら、何とか生きてきました。

 

なぜ危機の時に強烈な女性リーダーが現れるのか?そもそもゲタを履く必要もない優秀な女性が、この男性社会を生き残ってきて、常々否定的に疑問を持って行動する訓練を積んできたからではないでしょうか?

 

420日付け日経新聞の「ダイバーシティ進化論」(立命館アジア太平洋大学学長出口治明)に、「無意識のうちに男性が高いゲタを履いているのが今の日本ですから」とあります。

 

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO58186250X10C20A4TY5000/

 

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