20200720 大砂雅子

 

「チラシは主婦が愛読者」か?―お笑い地方新聞①-

 

 

まずは、以下の写真を見てください。「新聞折込チラシは主婦が愛読者」とあり、地元新聞のチラシ募集の新聞広告です。ウィキペディアには、「読者とは書籍、新聞、雑誌等の文章を読む人、読み手のこと。 特にある作者や雑誌を好んで読む人を愛読者という」とあります。チラシは読書なのでしょうか?主婦は家計を管理して、安くていいものを買うのが、優秀な主婦だと褒めているのか?チラシで物価動向や売れ筋がわかるというエコノミストもいます。それとは違い、主婦はチラシをいつも熟読し、それ以外はたいして読書もしない。とも取れます。主婦を見下していると思いませんか?この広告を何度か目にしました。石川県の方は、このような表現に鈍感になっていると思います。専業主婦がしっかり家庭を守って、家族が外で働き、お金を稼いでくることを否定しているわけではありません。奥さんがしっかり家事一般をこなしてくれていることを、家族全員が尊敬する心があれば、このような表現にはならないのではないでしょうか?

 

 

東京大学の瀬地山角教授の「炎上CMでよみとくジェンダー論」を読みました。女性活躍、男女共同参画といいながら、家事は女性の仕事、男性はそれを手伝うくらいで、偉いといわれる社会意識を、テレビ、新聞や雑誌広告が助長してきました。そして多くの広告が炎上しました。お母さんだけが料理をするCMが、母親の手料理信仰を生み出しました。「男は黙って○○ビール」は、コミュ力のない我慢するだけが美徳の男性礼賛という誤解が現れました。瀬地山教授はジェンダー論で有名です。「お笑いジェンダー論」などは秀作なので、ご一読ください。