20200530 熊井泰明・大砂雅子

 

ニューノーマル(新常態)4 女性がキャリアを積み上げるのは無理か

 

 

 

3歳児までの育児休業というワナ

 

 3歳まで理由があれば、育児休業を取ることができます。3年間にキャリアは陳腐化し、夫婦の間に役割分担が確立し、子育てのみならず家事まで女性の仕事になっていませんか?何年育児に従事するかは個人の自由ですが、これが女性のキャリアと家庭の両立を阻んでいるのも事実です。長男の嫁さんは産後6か月で復職しました。他人からは「早いね。」と言われました。私は「応援するから早く復帰した方がいい」と、バアバを楽しんでいます。

 

ちなみに私の時代は当然2か月の産後休暇のみでした。(大砂)

 

 

 

活躍する女性に対する偏見

 

 政治家を見ていると、この国の病理が良く分かります。新型コロナ対応で、各国の女性リーダーが注目されました。でも、女性だから注目された訳ではありません。あくまで対応が成功したと評価されたからです。それがたまたま女性だった。

 

 では日本ではどうか。大臣を見れば分かります。年取った男だから大臣になったか、いろいろな意味で男社会に適応した女だから大臣になったか、いずれかのような気がします。

 

 

 

偏見の原因は「男だけの社会」を当然だと誤解しているから

 

 秋田県議会で女性のお茶くみが廃止されたというニュースがありました。海外ではゲストとして訪問すると秘書の方がコーヒーを出してくれることもありますし、ボス自らサービスしてくれることもあります。そもそも日本でなぜ反射的にお茶を出すかが疑問なのですが、議員の「それがおなごの仕事だ」という一言に尽きます。

 

 私の経験からの、もしかしたら逆説的な偏見かも知れません。このあたり、皆さんのご意見を頂ければと思います。私が仕事で接してきた女性たちには3つのパターンがあるように思います。まず、男社会に同質化した人たち。言い方は悪いですが、「女とは思えない」という賛辞(?)が男たちから寄せられます。二つ目は圧倒的な能力と実力が認められている人たち。私の仕事は基本的に専門職でしたから、男であれ女であれ、ともかくすごい人はすごい。同僚に多いパターンでした。三つ目は、これもジェンダーは無関係ですが、能力があり、人として優れ、のびのびと活躍する人たち。このパターンには私の部下だった女性が多数います。ポスト・コロナにはこのスタイルが増えるように思います。

 

 個人的には、この2つ目と3つ目の人たちに伸びて行って欲しい。男社会を乗り切ろうとすると、ストレスに押しつぶされますし、犠牲にするものがあまりに多い。ジェンダーフリーなニューノーマルを創りましょう。男だけではもうダメなんです。(熊井)