20200703 熊井泰明

 

バンビの父親は何していた?

 

 

 

 アニメ「バンビ」の母親はあっさりと撃ち殺され(画面では銃声だけ)、孤児となったバンビは森の動物たちに助けられて成長します。では、その間、父親はどうしていたと思いますか。実は、一瞬だけ姿を見せて消えて行きます。「へえ、あれがオヤジか」という訳で、この家庭は最初から父親不在でした。

 

 鳥や小動物のオスは意外とマメで、住居を作り、家族を守り、子育てに励む傾向にあります。まあ、鹿をはじめ草食動物は、肉食動物からの攻撃をかわせば、そこらに生えている草さえあれば飢える心配はないので鷹揚なのかも知れません。

 

 昔から疑問なのですが、どんな生物でもオスの役割は遺伝子情報の伝達だけで、種族を維持できるメスの存在は圧倒的です。本来ならオスは遺伝子情報を伝達したらもうお払い箱です。それがいつから大きな顔をするようになったのか。多分、食料を狩るようになり、さらに他の個体から収奪するようになったことと関係があるように思います。戦うには、子を宿さないオスのほうが向いています。私はその分野は素人ですが、多分、霊長類の歴史をひも解くと明らかになるかも知れません。そこまで行かなくても、古代ギリシャ、中国、そして日本の古代王朝も戦いと収奪の繰り返しで、歴史の主役を男が占めてしまいます。

 

 さて、バンビの父なのですが、いきさつはともかく、子どもを作った後は草原をぶらつくだけという、ある意味うらやましい生活、のような気がします。という訳で、オスは本質的に怠惰である、という話を続けたいと思います。(熊井)(つづく)

 

 

 

人間もそうなら、そんなオスだけに、社会を決められている日本はやばいのでは?(大砂)