20200331 大砂雅子

 

人口消滅可能性都市の首長と地元新聞の功罪

 

 

 

今朝の新聞のコラムを見てびっくりしたのは、金沢では私くらいだったかもしれません。能登のある市長をある地元新聞紙が暖かくコメントしています。功罪は以下です。

 

  1. 15歳~49歳の女性の転出が多く、近年加速していることに市長が衝撃を受けた。」とのこと。

    まずは、2014年の地方創生会議で、この市は、石川県で人口消滅可能性都市とされた54町の一つです。2010年から30年間に出産可能年齢の女性が半減し、出生率は改善せず消滅する都市です。それがさらに加速しています。市長であれば、人口動態を見ていれば、少なくとも6年前に分かっているはずです。

  2. 市長はそのために、「女性だけの懇談会を提案した」

    女性の意見を今頃聞くのですか?しかも女性だけの懇談会で。男女ともに議論して課題を洗い出して、解決策を検討しなければ、発展性はないでしょう。

  3. 市長は79歳。「女性の心をつかむのは難しい」とのこと。

    それは無理でしょう。出て行った若い女性たちに理由を聞いてみてください。女性に家事・育児・介護など嫁としての仕事を押し付けていませんか?都会の華やかさもなければ、経済的自立もない。

  4. この記事をほほえましく書いている記者さんも寂しいですね。地方創生の名の下、予算を使うことだけにかまけていた首長に、マスコミとしての意地はないのでしょうか?

    グローバル化の中、地方から若い女性がどんどん消えていく事実を突きつけることができないのですから。

 

ここであえてどこの市長かどの新聞かは、記載しませんが、たぶん同じことが日本の地方で起こっているのだと思います。