20200621 大砂雅子

 

「全国住み良さランキングトップ10」に石川県の5

 

 

 

17日に東洋経済新報社の「住みよさランキング2020」で、石川県の金沢以南5市がトップ10に入りました。他は、東京文京区、東京武蔵野市、福井市、鳥取倉吉市、愛知長久手市でした。全国812の特別区と市を対象とし、安心度、利便度、快適度、富裕度の4分野、20項目で評価されました。一つの県から半分が入るとはすばらしいことです。そのうち3市では、18歳までの医療費を無料としています。野々市市は、窓口負担1000円を超える額です。子供の医療費の充実と、大規模小売店舗面積が高評価。確かに大規模なショッピングモールの多いこと。そして犯罪件数が少ないことも評価されています。私の実感は大規模自然災害のないことです。このコロナ騒ぎの中、普通の安心安全な暮らしがどれだけありがたいことか痛感させられます。

 

さて、この5市ですが、金沢以南に位置し、この5市の特徴として、野々市市は金沢工大があり、学生・教職員が7000人近く、5万人程度の野々市市の財政を支え、金沢市のベッドタウンとなっています。他3市の特徴は、平野と水が潤沢なため、製造業の工場地帯となっており、安定した働く場所を提供しています。コロナ前までは、人手不足を外国人労働者が補っていました。以北は能登地方ですが、産業の中心は、水産業と観光業で、水産業の衰退と、安定しない観光のため、大半の市町村が人口消滅可能性都市と言われています。ついでに、「若い娘は早く嫁に行って、家族のために働くのが幸せ」だという、高齢者が多いゆえの古い価値観はどうもなじめません。

 

 トップ10に入った5市でも人口は横ばいで、増加はしていません。理由は、能登や周辺市町村からの流入と、大都市への流出があげられます。石川県全体の出生率も全国平均並みに低いです。この地域は若い夫婦が多いように思います。若い夫婦は、共働きが多く、男女の役割分担など関係なしに、生活しているように思います。若いパパだけが、病院に母子手帳をもって、子供を連れてやってくるそうです。やはり働く場所があって、安心・安全があれば、次の世代を残してくれるのではないでしょうか?心配は、従来の工場労働型の仕事がロボットに取って代わられ、テレワークでも充実した労働環境が維持できるかにかかっています。

 

 そして、この封建的な北陸の価値観が、少しずつ変わっていきますように。