20200218 大砂雅子

「意識しない偏見」(Unconscious Bias)は、なくなるか?

-女の子だから。という言い方で人生を決めてはいけない-

 

 今朝の日経新聞の全面広告に以下がありました。サイボウズ㈱の「多様性に関するお詫び-弊社の取締役が3人のおじさんだった件について-」です。次期取締役候補を社内で募集したところ、17名の候補者がいて、女性が5名だったとのこと。

自虐ネタか、話題性を狙ったかもしれませんが、多様性を現実化する最初の一歩かもしれません。社員全員が経営に参画し、多様性のある風通しのいい経営を目指すと宣言しています。

サイボウズが日経新聞にこんな「お詫び」の広告を |Shoko EgawaさんのTwitterで話題の画像 (twipple.jp)

 テレビを見ていますと、政治家や経済界の男性諸氏が、女性蔑視発言について、揚げ足を取られないように、発言しているのが、滑稽です。女性蔑視はありえない。女性活躍は必要だと前置きしつつ「女性の側にも問題がある」「チャンスを与えても活躍したがらない」「女性が活躍するには時間がかかる」等々。この土台を作った張本人たちが言っているのです。そう思うならすぐに問題の本質を議論し変革してほしいです。そして自分の周囲の女性(妻、娘、社員)にどう対応しているか?まさか、娘に「女の子だから」と育てていないですよね。

216日北國新聞「北国抄」に昭和女子大学総長坂東眞理子さんの「『意識しない偏見』なくすには」に、はっきりと説明しています。(あの北國新聞がこのようなコメントを載せるとはびっくりですが)坂東氏によると「男性と女性は別である」という考え方がすでにいけない。何が別かと言えば、「女性は体力が劣る。判断力も責任感も劣る」「女性は繊細で細やか」「感情的で論理的ではない」だからそれを前提として「女性を応援しているし、理解している。」これがすでに偏見なのです。

男女の違いと言えば、子供を産むことくらいです。育児も料理も、女性の仕事と言われて、初めて取り組むのです。「子供への無償の愛」と言われますが、自分の人生を犠牲にして、「他者であるわが子を育てることが当たり前」ということ自体が偏見ではないでしょうか?わが子が決してかわいくないと言っているわけではないです。子育てを一人で担うのは、すごく大変なのです。日本の女性はこんなに頑張っているのに、さらに同質化された男性社会で活躍ですか?

 相対的に体力テストをすれば、男性の方が優位かもしれませんが、それ以外はそうでしょうか?体力だって、柔道黒帯の女子と、オタクで引きこもりの男子が、闘ったらどうでしょうか?他の能力は、育った環境、教育と、難しい課題に挑戦する機会を乗り越えていけば、伸びるはずです。「女子力が高い」だの、「わきまえておとなしく微笑んでいればいい」だのと育てられたら、能力アップの芽はことごとく摘み取られるでしょう。

 

 我が家には、娘と長男の嫁、孫娘が二人。私を入れて5人の女性がいます。私は「やりたいことをやりなさい。応援するから」といつも言っています。