20200508 熊井泰明

 

海外メディアでは「首相がオリンピックを断念」()

 

 

 

安倍首相の発言には、その真意が明確なものと不明瞭なものがはっきり分かれるように思います。官僚の作文を読んでいれば大丈夫と踏んでいるのでしょうが、先日も国会答弁で「国民の皆さまもお困りのことと思います」とやって、国民の不安や困窮が他人事であることを暴露してしまいました。夫は豪邸でくつろぎ、妻はタレントを引き連れて豪遊したり、パワースポットめぐりをしているようでは国民のことは理解不可能でしょう。

 

そんな中で、私には真意が測りかねていたのがオリンピック延期の件です。どう考えても、世界中に新型コロナ・ウイルスが拡散している状況で、東京に何万人もの人が集められるのでしょうか。と考えていたら、あるサイトで、英語で表現すれば明確になることを発見しました。(52日付J-CAST News, 井津川倫子「海外メディアが「安倍首相が東京五輪を断念」と報道  https://www.j-cast.com/kaisha/2020/05/02385358.html?p=all

 

安倍首相:「収束していない中で、完全な形で実施はできない」「安心、安全な大会を目指す。その意味で、薬、ワクチンの開発は大変重要な意味を持つ」(参院予算委員会)

 

The Guardian : Tokyo Olympics in 2021 at risk of cancellation admits Japan's PM
(2021
年の東京五輪は中止の危機にあると、日本の首相が認めた) 

 

Newsweek : As Tokyo Extends State of Emergency, Japanese Prime Minister Says Holding Olympics Could Be 'Impossible'
(非常事態宣言が延長されるなか、日本の首相がオリンピックを開催することは「不可能だろう」と述べた)

 

森会長「我々は2021年開催に賭けたんだよ」(記者会見)

 

Reuters : Tokyo 2020 president Yoshiro Mori believes it is a gamble holding the Olympics next summer
(大会組織委員会長の森喜朗氏は「来年の夏にオリンピックを開催することはギャンブルだ」と信じている)

 英語では「忖度」も「精神論」も通用しません。国会答弁も英訳で考えたほうが良いかも。