20211124 熊井泰明/大砂雅子

男として間違えていたかも

―「国際男性デー」に考える男性のつらさ―

 

 1119日は「国際男性デー」でした。日本ではあまり話題にならないですが、この問題に気づいた人はまだ救いがあるのではないでしょうか?気づいた時に遅すぎることはありません。自分より若い方々のために、自らを変えて、社会に問いかけていけばいいと思います。(大砂)

 

 それなりの年齢なので、発言がお気にさわったらご容赦下さい。私たちの年代には「男」としてのロールモデルがありました。私の場合なら、全員架空の人物ですが、ジェームズ・ボンド、フィリップ・マーロウ、ゴルゴ13、緋村剣心など。ボンドは国際的な課題への取組み、マーロウは正義、ゴルゴは職人気質、そして剣心は償い。

 

国際男性デー

 その柱は、wikipediaによると、①正の男性のロールモデルを促進すること、②社会、コミュニティ、家族、結婚、育児、および環境への男性の積極的な貢献を祝うこと、③男性の健康と社会的、感情的、物理的および精神的な幸福に焦点を当てること、③社会サービス、社会的態度や期待、および法律の分野で男性に対する差別を明らかにすること、④ジェンダー関係を改善し男女平等を推進すること、⑤人々が安全で、潜在的な可能性を最大限に引き出して成長することができる世界を作成すること、です。私が受けて来た「男性教育」と言えば、デートの時は車道側を歩く、勘定は女性が立った間に済ませる、無事に家に送り届けるなど。笑わないで下さい。「国際男性デー」の柱と比べると、なんと素朴な下心だったことか。

 

ロールモデル探し

 

 女にとって生きづらい社会は、男にとっても生きづらいものです。これまでの日本の男のロールモデルは「会社(仕事ではない)に埋没し」「家に帰らない」ことに特徴がありました。ところが給料は上がらない、支出は増える、家族をめぐる問題はますます複雑化する。そういう時代に、昭和の遺物のような人々を除くと、実は男たちも、家族、仕事、友人などとの付き合い方をめぐる新しいロールモデルを見いだせずに悩んでいます。どうか見捨てずに見守ってやって下さい。男をやっているのも結構つらいのです。(熊井)