―ガネーシャの憂鬱― 20190822

 

金融講座.13 「お金持ちは何をして何をしないのか」

 

 

 

 Forbs誌によると、世界一の資産家はアマゾン会長のジェフ・ベゾフ氏で、およそ14兆円持っています。(ただし、ほとんどアマゾンの株式)以下、10億ドル(1,100憶円)以上保有する資産家は全世界に2,153人いるそうです。ちなみに上位10人はただ1人を除いて起業家です。1人の例外は資産運用で財をなしたウォーレン・バフェット氏。つまり、財を成したければ起業して成功するのが王道なのです。資産運用では損失を出すことも多く、それだけではなかなか超資産家にはなれないのが現実です。

 

 今、問題になっている「2,000万円不足」問題は、「死ぬまで資産を取り崩し続けるには2,000万円必要」という話ですね。他に方法はないでしょうか。将来、年金が減額される、手取りが減る、という話がなければ、月5万円、年60万円の収入を確保すれば良い。働くと言っても、70歳あたりが限界かも知れません。さりとて、起業となるともっとハードルは高くなります。でも、超資産家にはなれなくても、生活の足しにする方策がないわけではありません。

 

 企業は利益がでると、株主に配当として還元してくれます。かつては配当額が極めて少なかったのですが、現在ではかなり高額になっています。例えば、722日現在のヤフー・ファイナンスの配当利回りランキング(配当額÷株価)トップは、マクセルHDという東証1部上場企業で、配当利回りは19.34%です。147,900円(100株)で株式を購入し、今から8か月保有すると28,600円の配当がもらえます。(税引き後22,880円)

 

 なお、元手である株価が上昇することをキャピタル・ゲイン(下がるとロス)、そこから得られる配当をインカム・ゲイン(最低ゼロでロスはなし)と言います。大口株主が得ている収益は、実はこのインカム・ゲインであることが多いのです。会社全部は持てなくても、100株でも立派な株主として利益を受けることは出来るのです。皆さん、株価上昇ばかりを追いすぎると思いますよ。

 

個別株式が不安なら、高配当株式をパッケージにした上場投資信託(ETF)もあります。これはいつでも売買可能、手数料も安く、12万円台で購入できるものもあります。インカム・ゲイン(配当収入)は地味ですが、安定した収益には貢献します。(ただし、株価は下落するリスクもあります。この文章は投資の推奨ではなく情報提供です。投資は自己責任であることをご理解下さい)

 

 もっと簡単な方法。京都市によると、一般家庭の食品ロスは年平均61,000円にのぼるとか。余計な食品を買わないと月5,000円の節約。自動車を持たずにカーシェアリングにすると、月3万円の節約。SIMフリーの格安スマホにすると、1台当たり月3,000円程度の節約。外食を控えると家計も体重もダイエット。タバコをやめればタバコ代も医療費も削減。

 

 要はメリハリ。ほら、何となく希望が見えてきた、とは思いませんか。

 

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